ハゲの種類、定義を症状別に紹介いたします。

男性なら誰もが悩むハゲ！
しかし、ハゲと言ってもいろんな種類がありますよね。
よく、遺伝でハゲると話題になるようなハゲから、病気によるハゲなど。
いずれにせよ、何らかの原因で起こっているのは、間違いありません。
ここでは、そのハゲの種類を解説していきたいと思います。

まずは６種類に分類される、AGA（男性型脱毛症）から！

AGA（男性型脱毛症）いわゆるハゲは、成人男性に発症する薄毛の病気です。

長期的な期間で抜け毛が進行していくのが特徴であり、ちょっとやそっと育毛剤を塗布した程度ではなかなか症状が改善しません。

ハゲに悩んでいる方は、まずは抜け毛の進行パターンをじっくり観察し、自分がどのタイプに該当するのか把握することから始めましょう。

では、６種類に詳しく分けて解説していきます。

■M字型

前頭部、特に両サイドが極端に後退していく典型的なAGAの症状です。
西洋人に多く見られるタイプとして有名ですが、もちろん日本人の中にもM字型の脱毛症で悩んでいる方は大勢いらっしゃいます。
髪の毛が剃り込みを入れたようにハゲていくのは、生え際の両サイドの部分にAGAの原因となる5αリダクターゼという酵素が多く存在しているからです。
ホルモン分泌など遺伝体質の影響を受けているため改善が難しいことで知られていますが、極端に目を酷使する仕事やストレス過多など生活習慣が原因になっている場合もあります。

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■O型

頭頂部が円形状に脱毛していくAGAの症状です。
日本人に特に多いタイプとして知られています。
額の両サイド同様、頭頂部付近にも5αリダクターゼが多く存在しているため、AGAが進行するとすさまじい勢いでO型の抜け毛が加速していきます。
頭のてっぺんは自分では見ることのできない部位であり、自覚が遅れてしまうのが厄介なところです。

ちなみにO型の脱毛症は、AGA以外にも間違ったヘアケアで進行していく場合があります。
洗浄力の強すぎるシャンプーで髪を洗っていると、皮脂が過剰発生して髪の成長を阻害してしまいます。
日頃のヘアケアにも十分に注意しましょう。　【当サイトの育毛雑学も参考にしてみてください。】

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■V型

額の生え際、特に中心部分が極端に後退していくAGAの症状です。
前から見ると薄毛になった部分がVの字に見えるため、V型と呼ばれています。
（A型と呼ばれることもあります。）
O型と同様、髪の生え際部分に5αリダクターゼが多く分布している日本人に特に多いタイプとして知られています。
V型は比較的進行の早い脱毛症であり、早めに対策を講じないとどんどん抜け毛が悪化していくのが厄介なところです。男性ホルモンの分泌だけでなく、乱れた生活習慣や間違ったヘアケアなども原因として考えられます。
早期のヘアチェックが不可欠です。

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■U型

額の生え際、特に中心部分が極端に後退していくAGAの症状です。
V型とほぼ同じ症状ですが、V型よりも抜け毛が広範囲に渡るのが特徴的です。
U型もV型と同様、早めに処置しないと短期間で大量の髪の毛を失うことになってしまいます。
非常にハゲが目立ってしまうため、精神的ストレスで心を病んでしまうことも少なくありません。
専門家の意見を聞いて、髪に負担をかける生活習慣を一つずつ改善していくことが大切です。

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■UO型

U型とO型が同時に進行していくタイプです。
額の生え際と頭頂部の両方がハゲていくのが特徴的です。
単一でも厄介なのに複数の箇所が一気に薄毛になっていくため、早めに対応しないとあっという間に大半の髪の毛を喪失することになってしまいます。
最終的にはこめかみの辺りにしか髪の毛が残らなくなります。
かなり深刻な症状なので、育毛剤を使用する場合はより効果の強い内服タイプの方がおすすめです。
ただし、副作用が出る可能性もあるため、用法・用量にはくれぐれも注意しましょう。

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■MO型

M型とO型が同時に進行していくタイプです。
前頭部の生え際と頭頂部の両方がはげていきますが、額の真ん中にだけぽつんと髪の毛が残るようにして薄毛が進行していくので、非常に惨めなヘアースタイルになってしまうのが特徴的です。
MO型も非常に進行が早いため、早急の対策が求められます。
男性ホルモン抑制効果の高い育毛剤を活用し、AGAの原因に根本から対応していくことが重要です。

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■脂漏性脱毛症

脂漏性脱毛症とは簡単に説明すれば頭皮から分泌される皮脂が過剰に出ることで起る脱毛症のことです。

皮脂は本来適度の量の分泌なら頭皮を乾燥から守る大切な物ですが、過剰に分泌されることにより脂漏性のフケが発生し頭皮環境が悪化します。

この脂漏性のフケは悪化すると頭皮の毛穴が詰まったり、頭皮に良くない細菌が多く発生しその細菌により頭皮が炎症を起こしてしまうこともあります。

毛穴に脂が詰まったり細菌が多く繁殖すると頭皮環境が悪化してそれが原因で成長途中の毛が抜けて脱毛状態になったりします。
これが脂漏性脱毛症と言われている脱毛症です。

■瀰漫（びまん）性脱毛症

瀰漫（びまん）性脱毛症とは男性型脱毛症にみられるような前頭部や頭頂部が目立つように脱毛する症状とは違い全体的に少しずつ脱毛していくのが特徴で髪の毛にボリュームを感じられなくなるのが特徴です。

一気に脱毛するというよりまばらに脱毛するのが特徴で男性型脱毛症という言葉に対し女性型脱毛症と表現する場合もあります。
この脱毛は女性に多く発症していて様々なことが原因になっています。

極端なダイエットにより栄養バランスやホルモンバランスが崩れたりすることも発症の原因の一つで、加齢による老化現象や強い精神的なショックやストレスなどの影響でも発生することがある脱毛症です。

■粃糠（ひこう）性脱毛症

粃糠（ひこう）性脱毛症とは、脂漏性の脱毛症とは異なり乾いたフケが多く発生して起こる脱毛症です。
脂漏性脱毛症は脂を多く含んだベタついたようなフケが特徴で毛穴に脂が詰まったり頭皮環境を悪化させる細菌が多く発生して脱毛するのが特徴ですが、粃糠（ひこう）性脱毛症の場合フケはパサパサで比較的脂分が少ないのが特徴です。

頭皮が乾燥状態にあることも原因の一つで乾いたフケが毛穴に詰まったり頭皮に充分な脂が分泌されないことから頭皮が乾燥してそれが原因で荒れることにより脱毛が進む状態を言います。

■牽引（けんいん）性脱毛症

牽引（けんいん）性脱毛症とは、名前の通り髪の毛が引っ張られた状態により脱毛を起こしてしまう脱毛症で特に女性に多い脱毛症の一つです。

髪の毛が引っ張られるような髪型、例えばポニーテールなどにより髪が引っ張り上げれらている状態が続くと頭皮に負担が強くかかり頭皮が炎症を起こしたり髪の毛の負担が強くなり抜けやすくなる状態になります。
それらが原因で脱毛を起こすことがありそれが牽引（けんいん）性脱毛症と言われております。

　　　病気

■円形脱毛症

円形脱毛症は以前はストレス等による原因で起こる脱毛症という説が有力でしたが、最近ではストレス以外でも様々なアレルギーや環境ホルモンに影響されて円形脱毛を起こすという説も有力になってきました。
ハッキリとした原因はまだわかっていないのがこの脱毛症で老若男女誰にでもある日突然起こりえる脱毛症です。

この脱毛症の特徴は他の脱毛症では頭皮に産毛が残り完全に脱毛状態にはなりませんが（産毛は目に見えないくらい細くて色素は不完全のため見た目はまったく毛が無いように見える）円形脱毛症の場合は完全に毛が抜けて産毛も残らないのが特徴で脱毛部分とそうでない部分との境界がハッキリしています。

また脱毛している部分の頭皮は毛がある部分の頭皮に比べて体温がやや低い状態である場合が多いとも言われております。
単発性の円形脱毛症の場合は自然に回復することもありますが、多発性の場合は難治性円形脱毛症に発展してしまうこともあります。

対策　　なってしまったら皮膚科受診をお勧めします。

■抜毛症（トリコチロマニア）

抜毛症（トリコチロマニア）とは本人が自らの髪の毛を抜いてしまうことによる脱毛症です。
意識的に髪の毛を抜いてしまうケースから、無意識に抜いてしまい脱毛してしまうケースまであり原因も様々です。

ストレスが原因の場合も多く子供から思春期にかけて環境の変化等が原因で発症してしまうこともあれば成人してからも様々なストレスが重なり発症してしまうケースもあります。

時には脱毛症だけでなく何らかの精神的な病気にかかっているケースもありそれらの治療を行うことで脱毛症の原因も取り除けるケースもあります。

対策　　精神科、心療内科にて相談することが早期解決の糸口。
精神面が落ち着き、ご自身で解決できそうな場合は、自然に毛が生えるのを待つ。