ニナゾルシャンプーの気になる効果と副作用は?使い方を解説!
脱毛予防や育毛にいいとして人気の高いニナゾルシャンプーだが、本来は水虫やタムシ、脂漏性皮膚炎などに使用される抗真菌薬だ。

これらの皮膚炎はカビの仲間である白癬菌やカンジダなどの真菌類によっておこる。
ニナゾルシャンプーは特に頭皮で発生した真菌性の炎症に対するれっきとした医薬品で、日本では医師の処方がなければ入手できない。
ニナゾルは薬価の安いジェネリックで、元祖となる新薬の名前はニゾラルといい、その主成分はケトコナゾールという。
ケトコナゾールの治療薬はローションタイプとクリームタイプがあり、それぞれニゾラルローション、ニゾラルクリームという商品名で大手製薬会社から販売されている。
ジェネリックであるニナゾルシャンプーも、主成分のケトコナゾールが頭皮で増殖しようとする真菌をやっつけてくれるので、もちろん育毛にはいいのだろうけど、ネットでは多くのサイトがプロペシア(フィナステリド)と同様の効果がある、と紹介している。
でも、なぜケトコナゾールのそんな効果があるのか、説明してくれているサイトはほとんどない。
まずはケトコナゾールのインタビューフォームを参照。※PDFダウンロード
インタビューフォームとは医薬品の効果や副作用などに対する裏付け、試験結果などが記載された仕様書のようなもので、薬剤師のための大切な情報源となる。
ケトコナゾールの薬理試験において、内分泌系に及ぼす影響として、ケトコナゾールが「チトクロームP450という酵素を阻害することで、ステロイドホルモンの合成を抑制する。
高容量の投与で血液中のテストステロン、コルチゾールが低下する」とある。
なるほど…。
テストステロンだけでなく、コルチゾールも低下させるのか。
コルチゾールとはストレスホルモンともよばれており、血管を収縮させて局所の血流を低下させる。
ストレスを受けると、コルチゾールのせいで頭皮の血流が悪くなり、髪の毛が抜けるともいわれている。
ニナゾルの効果は確からしい。
でも、待てよ、、、
これは内服した場合の薬理であり、シャンプーやローションではどうなんだろう?
インタビューフォームの"血中濃度の推移"の項には「成人男子の背中にケトコナゾールクリーム5gを12時間塗布して血中濃度を測定したところ、血液中からは検出されなかった」とある。
"吸収"の項にも「皮膚からはほとんど吸収されない」と書かれている。
男性型脱毛AGAの原因は、男性ホルモンの効きすぎによるもので、そのメカニズムはこうだ。
男性ホルモン=テストステロンが毛乳頭の細胞内に入り込むと、脱毛を促すTGF-β1というたんぱく質が生成されてヘアサイクルを休止状態へと移行させてしまう。
このとき、テストステロンが5αリダクターゼという酵素と結合すると、テストステロンを10倍強力な男性ホルモンDHT(ジヒドロテストステロン)へと変えてしまうのである。
どうやらケトコナゾールはチトクロームP450と同じように5αリダクターゼを阻害することで、DHTの産生を防ぎ脱毛にストップをかけるらしい。
この効果についてはふたつの論文が参照される。
これでようやくニナゾルシャンプーの人気の秘密がわかったような気がする。
ニナゾルシャンプーは週に2~3回の使用でいいそうで、洗髪後はすぐに洗い流さず少し放置しておくのがいいそうだ。
ちょっと刺激があるので、敏感肌の人は気を付けたい。
医薬品なので発赤やかゆみなどの副作用が出る場合もあるので、そうした場合はすぐに使用をやめて皮膚科を受診しよう。
ニナゾルシャンプーの赤い色に最初はびっくりするかもしれないけど、洗い心地はなかなかさっぱりしていて、個人的には好感が持てる。

ニナゾルシャンプーの主成分、ケトコナゾールは海外では内服薬としても使用されているが、思いのほか、副作用があるので絶対に個人輸入などはしないようにしたい。
ケトコナゾールが阻害するチトクロームP450という酵素は、男性ホルモンだけでなく副腎脂質ホルモン全般の合成を低下させて副腎機能不全を起こす可能性がある。
また、チトクロームP450は薬物代謝酵素としても重要な働きを持っており、肝臓での解毒をサポートする大切な酵素。
この酵素が阻害されると肝臓の解毒機能が低下して、毒物や薬物の効果が強くなり、医薬品の副作用が強くなる可能性が高い。
ケトコナゾールは、ニナゾルシャンプーだけにしておきたい。
やはりケトコナゾールの副作用は心配である。
もともとの使用方法は最初にも説明したがニナゾルシャンプーは、頭皮で発生した真菌性の炎症に対する医薬品である。
このことからも利用するならAGAの改善に利用するのではなく真菌性の炎症に対して利用したほうが得策である。
しかし、医薬品である以上、医師の処方がなければ入手できない。
医者に行くのが面倒だったり、忙しかったりする人はまだ諦めなくても大丈夫だ。
日本初のフケ・かゆみを防ぐ抗カビ成分配合のシャンプー&リンス【コラージュフルフルネクスト】というのが存在している。
これは医薬品ではないのでこちらから購入することができる。
ちなみにこれが6カ月ほど使用した結果である。

耳横の赤みがあるところが脂漏性湿疹で炎症している部分なのだが、6カ月ほど使用して見事きれいになっている。
意外と長く時間がかかったというのが本音である。
これくらいの小さな湿疹ですら6カ月もかかってしまうのだから、もっと広範囲に湿疹があり悩んでいる方は長期の戦いになるのは間違いなさそうだ。
脂漏性湿疹は、意外と根深いもので、そう簡単には治らないものだが、1つの改善の参考例としてとらえてもらえればいいと思う。
私以外の改善例として、ツイッターを見てみるとこんなつぶやきも発見した。
結構いい感じの意見があったのでこちらツイッターも参考にするといいと思う。
以前、ニナゾルシャンプーで脂漏性湿疹の改善を試みたが実は失敗している。
副作用も心配になり、1本だけしか使用せず、継続して利用しなかったのも原因の一つではあるかもしれない。
※当時の記事がこちら
しかし、当サイトにはニナゾルシャンプーと検索して訪れたであろう方はきっと髪のボリュームも気になっている方も多くいることだろう。
そんな方には、これだ。
日本初の抗カビ成分配合のシャンプー!【コラージュフルフルスカルプシャンプー】
これは、先ほどのコラージュフルフルネクストと何が違うのかというと、コラージュフルフルネクストは真菌専用、コラージュフルフルスカルプシャンプーは、真菌+頭皮に栄養と簡単にとらえてもらえればいいと思う。
脂漏性湿疹で悩んでいる男性、女性は、コラージュフルフルネクストで十分である。


まず、ターゲットは男性ということ。
そして、抗真菌(抗カビ)力はネクストと同じ。
ここがネクストと違うところで、頭皮環境を整え育毛有効成分を投入することで髪の ”ボリュームアップ” 効果を可能にしているのである。
また、男性はリンスを使用しないことが多いことからシャンプーのみとなっているようだ。


このことから、AGAのメカニズムであるDHT(ジヒドロテストステロン)の抑制はできないが、頭皮の栄養が原因である薄毛の改善には、有効である。
※参考:意外と知らない、M字ハゲ、頭頂部ハゲのできかたには違いがある!
私の場合は、AGAによるものであるから薬用プランテル、Deeper3Dを使用して奮闘中である。
こちらは体験談を参考にしてみていただきたい。
このように、ニナゾルシャンプーを検討の方は、副作用のないシャンプーが存在していることを頭に入れ、リスクのない方法に挑むことを検討してみていただきたいと思う。

これらの皮膚炎はカビの仲間である白癬菌やカンジダなどの真菌類によっておこる。
ニナゾルシャンプーは特に頭皮で発生した真菌性の炎症に対するれっきとした医薬品で、日本では医師の処方がなければ入手できない。
ニナゾルは薬価の安いジェネリックで、元祖となる新薬の名前はニゾラルといい、その主成分はケトコナゾールという。
ケトコナゾールの治療薬はローションタイプとクリームタイプがあり、それぞれニゾラルローション、ニゾラルクリームという商品名で大手製薬会社から販売されている。
ジェネリックであるニナゾルシャンプーも、主成分のケトコナゾールが頭皮で増殖しようとする真菌をやっつけてくれるので、もちろん育毛にはいいのだろうけど、ネットでは多くのサイトがプロペシア(フィナステリド)と同様の効果がある、と紹介している。
でも、なぜケトコナゾールのそんな効果があるのか、説明してくれているサイトはほとんどない。
というわけで、自分でいろいろと調べてみた。
まずはケトコナゾールのインタビューフォームを参照。※PDFダウンロード
インタビューフォームとは医薬品の効果や副作用などに対する裏付け、試験結果などが記載された仕様書のようなもので、薬剤師のための大切な情報源となる。
ケトコナゾールの薬理試験において、内分泌系に及ぼす影響として、ケトコナゾールが「チトクロームP450という酵素を阻害することで、ステロイドホルモンの合成を抑制する。
高容量の投与で血液中のテストステロン、コルチゾールが低下する」とある。
なるほど…。
テストステロンだけでなく、コルチゾールも低下させるのか。
コルチゾールとはストレスホルモンともよばれており、血管を収縮させて局所の血流を低下させる。
ストレスを受けると、コルチゾールのせいで頭皮の血流が悪くなり、髪の毛が抜けるともいわれている。
ニナゾルの効果は確からしい。
でも、待てよ、、、
これは内服した場合の薬理であり、シャンプーやローションではどうなんだろう?
インタビューフォームの"血中濃度の推移"の項には「成人男子の背中にケトコナゾールクリーム5gを12時間塗布して血中濃度を測定したところ、血液中からは検出されなかった」とある。
"吸収"の項にも「皮膚からはほとんど吸収されない」と書かれている。
それではいったいどのようにして頭皮で働くのだろうか?
男性型脱毛AGAの原因は、男性ホルモンの効きすぎによるもので、そのメカニズムはこうだ。
男性ホルモン=テストステロンが毛乳頭の細胞内に入り込むと、脱毛を促すTGF-β1というたんぱく質が生成されてヘアサイクルを休止状態へと移行させてしまう。
このとき、テストステロンが5αリダクターゼという酵素と結合すると、テストステロンを10倍強力な男性ホルモンDHT(ジヒドロテストステロン)へと変えてしまうのである。
どうやらケトコナゾールはチトクロームP450と同じように5αリダクターゼを阻害することで、DHTの産生を防ぎ脱毛にストップをかけるらしい。
この効果についてはふたつの論文が参照される。
ひとつはニナゾルシャンプーと同じケトコナゾール2%シャンプーとフィナステリドの効果を比較したもので、ケトコナゾールはフィナステリドと同等か、もしくはそれ以上の効果がある、としている。
もうひとつの論文は、ケトコナゾール2%シャンプー単独使用と、日本ではリアップの商品名で知られるミノキシジルを併用した場合の比較試験だ。
こちらの結論は、ケトコナゾール単独とミノキシジル併用による効果は同等だった、としている。
これでようやくニナゾルシャンプーの人気の秘密がわかったような気がする。
ニナゾルシャンプーの使い方はこうだ!
ニナゾルシャンプーは週に2~3回の使用でいいそうで、洗髪後はすぐに洗い流さず少し放置しておくのがいいそうだ。
ちょっと刺激があるので、敏感肌の人は気を付けたい。
医薬品なので発赤やかゆみなどの副作用が出る場合もあるので、そうした場合はすぐに使用をやめて皮膚科を受診しよう。
ニナゾルシャンプーの赤い色に最初はびっくりするかもしれないけど、洗い心地はなかなかさっぱりしていて、個人的には好感が持てる。

副作用について
ニナゾルシャンプーの主成分、ケトコナゾールは海外では内服薬としても使用されているが、思いのほか、副作用があるので絶対に個人輸入などはしないようにしたい。
ケトコナゾールが阻害するチトクロームP450という酵素は、男性ホルモンだけでなく副腎脂質ホルモン全般の合成を低下させて副腎機能不全を起こす可能性がある。
また、チトクロームP450は薬物代謝酵素としても重要な働きを持っており、肝臓での解毒をサポートする大切な酵素。
この酵素が阻害されると肝臓の解毒機能が低下して、毒物や薬物の効果が強くなり、医薬品の副作用が強くなる可能性が高い。
ケトコナゾールは、ニナゾルシャンプーだけにしておきたい。
結論
やはりケトコナゾールの副作用は心配である。
もともとの使用方法は最初にも説明したがニナゾルシャンプーは、頭皮で発生した真菌性の炎症に対する医薬品である。
このことからも利用するならAGAの改善に利用するのではなく真菌性の炎症に対して利用したほうが得策である。
しかし、医薬品である以上、医師の処方がなければ入手できない。
医者に行くのが面倒だったり、忙しかったりする人はまだ諦めなくても大丈夫だ。
日本初のフケ・かゆみを防ぐ抗カビ成分配合のシャンプー&リンス【コラージュフルフルネクスト】というのが存在している。
これは医薬品ではないのでこちらから購入することができる。
ちなみにこれが6カ月ほど使用した結果である。

耳横の赤みがあるところが脂漏性湿疹で炎症している部分なのだが、6カ月ほど使用して見事きれいになっている。
意外と長く時間がかかったというのが本音である。
これくらいの小さな湿疹ですら6カ月もかかってしまうのだから、もっと広範囲に湿疹があり悩んでいる方は長期の戦いになるのは間違いなさそうだ。
脂漏性湿疹は、意外と根深いもので、そう簡単には治らないものだが、1つの改善の参考例としてとらえてもらえればいいと思う。
私以外の改善例として、ツイッターを見てみるとこんなつぶやきも発見した。
前回美容院に行ったくらいからその片鱗は見え隠れしてたけど脂漏性皮膚炎再発しました。今度は皮膚科頼らず治したいな
とりあえずシャンプーリンスはコラージュフルフルに戻した。あとは睡眠時間とビタミンがたりてませんのね‧˚₊*̥(* ⁰̷̴͈꒨⁰̷̴͈)‧˚₊*̥
— _ (@atunchu) 2015, 12月 28
肌がゴミだからコラージュフルフル使ってみたんだけどフケが出なくなったわ神だわこれ
— Maya-Yakko (@maya34_2009) 2015, 12月 25
シャンプーはコラージュフルフルのさらさら、顔はヘパソフトに決定しました。頭は脂性で、夕方にベタベタしてかゆかったけど、だいぶ解消。ヘパソフトは小鼻のカサカサに効いている。頬や顎は万年乾燥肌だったからまだ治ってはいないけど、ローションつけるとちゃんと保湿できてる。敏感肌でもOKだ!
— なぁ (@ghndiski) 2015, 12月 22
俗称タモリさん式入浴法身体には、良いカンジなんだけど頭皮は痒すぎてダメだったんでコラージュフルフル使ったら楽になったよヽ(^o^)丿
— ルゥ (@qo_op_op) 2015, 12月 17
結構いい感じの意見があったのでこちらツイッターも参考にするといいと思う。
以前、ニナゾルシャンプーで脂漏性湿疹の改善を試みたが実は失敗している。
副作用も心配になり、1本だけしか使用せず、継続して利用しなかったのも原因の一つではあるかもしれない。
※当時の記事がこちら
しかし、当サイトにはニナゾルシャンプーと検索して訪れたであろう方はきっと髪のボリュームも気になっている方も多くいることだろう。
そんな方には、これだ。
日本初の抗カビ成分配合のシャンプー!【コラージュフルフルスカルプシャンプー】
これは、先ほどのコラージュフルフルネクストと何が違うのかというと、コラージュフルフルネクストは真菌専用、コラージュフルフルスカルプシャンプーは、真菌+頭皮に栄養と簡単にとらえてもらえればいいと思う。
脂漏性湿疹で悩んでいる男性、女性は、コラージュフルフルネクストで十分である。

コラージュフルフルスカルプシャンプーの特徴をまとめてみた。
まず、ターゲットは男性ということ。
そして、抗真菌(抗カビ)力はネクストと同じ。
ここがネクストと違うところで、頭皮環境を整え育毛有効成分を投入することで髪の ”ボリュームアップ” 効果を可能にしているのである。
また、男性はリンスを使用しないことが多いことからシャンプーのみとなっているようだ。

このことから、AGAのメカニズムであるDHT(ジヒドロテストステロン)の抑制はできないが、頭皮の栄養が原因である薄毛の改善には、有効である。
※参考:意外と知らない、M字ハゲ、頭頂部ハゲのできかたには違いがある!
私の場合は、AGAによるものであるから薬用プランテル、Deeper3Dを使用して奮闘中である。
こちらは体験談を参考にしてみていただきたい。
このように、ニナゾルシャンプーを検討の方は、副作用のないシャンプーが存在していることを頭に入れ、リスクのない方法に挑むことを検討してみていただきたいと思う。