トップページ > 育毛するならマジ読んで!読んで損なし!育毛コラム ( ̄▽ ̄)ゞ > 薄毛(ハゲ)の悩みにこたえるサプリ4番勝負!勝者はどれだ?
薄毛(ハゲ)の悩みにこたえるサプリ4番勝負!勝者はどれだ?

薄毛対策には、育毛剤や飲み薬以外に手軽にアプローチできる方法があります。
それは「サプリメント」。
薄毛の改善に効くといわれている「ビタミンE」や「亜鉛」、さらに近年注目されるようになった「ノコギリヤシ」「ミレットエキス」、これらは本当に髪を増やす手助けをしてくれるのでしょうか?
そこで、これら4つの栄養・成分の実力ついて検証してみました。
さて、どれに一番効果があると思いますか?
1.ビタミンEを飲むと頭皮が柔らかくなる?
⇒頭皮は柔らかくならないが育毛は不可欠!
「ビタミンEが頭皮を柔らかくする」というのを聞いたことがある人も、中にはいるでしょう。
では実際に、ビタミンEに皮膚を柔らかくする効能はあるのでしょうか?

出典:エスエス製薬
ビタミンEには、4種のトコフェロールと4種のトコトリエノール合わせて8種類の同族体があります。
これらの同族体は等しく抗酸化力を持ちますが、生体内ではアルファトコフェロールだけがほかの同族体に比べて、その効果を10倍高く発揮します。
アルファトコフェロールは肝臓へ輸送されると、たんぱく質と結合し各組織へと運ばれます。
組織では細胞、ミトコンドリア、核などの生体膜にあって、膜の脂質が酸化されるのを防いでいます。
この働きによって活性酸素やフリーラジカル(遊離基)による酸化障害から神経細胞や血管壁、赤血球などを守っているのです。
髪の毛を健康に保ち、抜け毛を防ぐには、頭皮の血行をよくして毛根に栄養を欠かさないことが重要。
ビタミンEは頭皮の血行をよくして、髪の毛の成長を助けてくれるでしょう。
実際に頭皮を柔らかくするのは、コラーゲンやヒアルロン酸の動きであり、ビタミンEで頭皮が柔らかくなるというのは、血管や神経細胞を守り、血流を改善して動脈硬化や心筋梗塞予防、認知症の予防に役立つところからくるイメージではないでしょうか。
ビタミンEは自らが酸化することで細胞膜の酸化を防いでいますが、酸化したビタミンE. Cはグルタチオンという抗酸化物質に還元してもらう・・・というように抗酸化物質はネットワークを結んで、生体を酸化から守っているのです。
髪のためにはビタミンEだけでなく、ビタミンA、C、B群も欠かせません。
2.ノコギリヤシで髪が生える?
⇒AGAの改善に向かわせる効果が期待できる

前立腺は男性のみにある生殖器官ですが、加齢によってその機能は失われていき、萎縮するか肥大していきます。
日本人では約8割の人が、80歳までに前立腺肥大になるといわれています。
前立腺肥大は、男性ホルモンのテストステロンが、5αリダクターゼという酵素の働きを受けてジヒドロテストステロン(DHT)に変換きれることで起こりますが、実はこのDHT、男性の毛髪サイクルを早めてしまう作用があります。
正常な毛髪は生え始めてから抜け落ちるまで2~6年を要し、数ヶ月の休止期を経て再び新しい髪が生えてきます。
ところがDHTは抜け落ちるまでの期間を数ヶ月~1年くらいに縮めてしまいます。
こうなると髪の毛は太く育つ前に抜け落ちてしまうので、弱く細い髪質になり毛髪の本数も減ってしまうのです。


このようにDHTによる脱毛=男性型脱毛(AGA)の治療には、5αリダクターゼ阻害薬が使用されますが、この薬がフィナステリド、一般名称プロペシアです。
当初フィナステリドは前立腺肥大の薬として開発されましたが、副作用に発毛が見られたため、現在は脱毛の治療薬となっています。
ノコギリヤシも前立腺肥大に効果があるといわれており、その作用はフィナステリドと同様に5αリダクターゼを阻害するものと考えられています。
このことから「ノコギリヤシにも男性型脱毛を防ぐ作用があるのではないか」と期待されているのです。
男性型脱毛の治療ではフィナステリドが有名ですが、フィナステリドには性欲減退やEDの副作用があり、そのためにノコギリヤシが人気を得ているという側面もあるようです。
※ノコギリヤシ検証試験
3.ミレットエキスで髪が生える?
⇒髪にはよいかもしれないが生えてはこない!

ミレットエキスと聞くと外国産の効きそうなサプリメントに聞こえますが、「ミレット」とは「キビ」のことで、「キビ」単体を指す場合と、小鳥の餌として売られているアワ、ヒエ、キビなどイネ科の雑穀の総称とする場合があります。
現代で五穀といえば、米、麦、アワ、豆、キビまたはヒエを指します。
いかにも健康にはよさそうですが、これらで本当に髪が生えるのでしょうか。
キビなどの雑穀はたんぱく質、食物繊維、ビタミンB群やミネラルが豊富ですが、それだけで髪は生えてはきません。
そこでキビに特有のテルペノイド、ミリアシンに注目してみましょう。
テルペノイドとは植物の精油に含まれるテルペンの誘導体で、カロテノイドもテルペノイドの一種。
ミリアシンはトリテルペノイド類の仲間で多くの植物に含まれます。
トリテルペノイドは炭素30個からなる物質で、ケシから抽出きれるモルヒネの鎮痛作用もトリテルペノイドの働きによるもの。
植物から抽出されたトリテルペノイド類には、抗腫傷、抗炎症、鎮痛作用などがあります。
ミリアシンにも同様の作用があると考えられており、ストレスによる過酸化脂質が増えるのを抑制するという報告も。
脱毛にはさまざまな原因が考えられますが、その1つに頭皮の皮脂が毛根部に付着して毛穴をつまらせ、さらに紫外線やカラーリングによってつまった皮脂が酸化され、毛根部に炎症を起こして毛が抜ける、という説があります。
だが、もしもミレットエキスが炎症を抑えたとしても、抜け毛を防いでくれるかどうかはわかりません。
ましてや髪を生やす働きなどは持っていないので、発毛効果については期待できないでしょう。
4.亜鉛がないと髪の毛が生えない!
⇒亜鉛は毛髪だけでなく全身に不可欠なミネラル

出典:healthil.jp
ヒトの毛髪はその大部分がケラチンというたんぱく質からできており毛髄質(メデュラ)、毛皮質(コルテックス)、毛小皮(キューティクル)の3層構造となっています。
普通のたんぱく質が約20種類のアミノ峻から構成されているのに対し、ケラチンは約18種類のアミノ酸からなる。
また、ケラテンは皮膚の表函こもる角質にも多く含まれるが、そのアミノ酸構成は髪の毛と少し違います。
髪の毛は、毛母細胞によって新しいケラチンが作られ、古い組織が上へと押し上げられることで伸びていく・・・皮膚のターンオーバー(細胞の生まれ変わり)とほぼ同じメカニズムです。
亜鉛は体の中に広く分布しており、特に細胞分裂が活発な臓器や皮膚、髪の毛に多く存在しています。
さまざまな酵素にも含まれており、遺伝子の発現やたんぱく質の合成にも欠かせません。
また、DNAの2本の鎖がほどけて新しいDNAをコピーするときにも亜鉛が大切な役割を果たします。
亜鉛は全身の大切な機能を担うミネラルであり、欠乏すれば髪の毛にも影響が出ることは間違いないでしょう。
インスタント食品などを多く食べる人は不足しやすいので要注意!
【結論】
薄毛によいとされるサプリメントはいくつかありますが、ここは「亜鉛」一択でOK!
身体全体の健康にも良く、アミノ酸などと違って体内で作られないので、摂っておいて損はありません。
ただ、過剰摂取は禁物です。
ノコギリヤシも注目の成分ではありますが、実は検証試験がまだまだ少ない。
ということで今回は亜鉛に勝利を譲りましょう!
2016年03月03日
コメントは下のボタンを押して別ウィンドウから投稿できます。