「金の食パン」を買う人は情弱!美味しい食パンが食べたければローソンに走れ!
二極分化するコンビニ、次のターゲットはなんと「食パン」だった!
コンビニをとりまく環境の流れが激変してきています!
コンビニエンスストアが日本に登場してからしばらくは、とにかく「あいててよかった!」というコピーにもあるように、まずは利便性が求められ、並んでいる商品は基本的に大手メーカーの一般的な商品。そして価格はスーパーのように値引きはせずに定価販売。というのが一般的でした。
そうして日本中に蔓延したコンビニ、都市部の住宅地では100m歩くとコンビニが何軒もある・・という、過当競争の時代に突入していきます。
そうした状況の中で各コンビニチェーンは「他のコンビニとは違う」差別化、独自性をどう発揮していくかを争うようになっていきます。
その中で、どこでも買える大手メーカーの商品に代わって、コンビニ独自の「プライベートブランド(PB)」の商品が多く棚に並ぶようになります。
このPB商品、登場した時点では、クオリティを維持したまま値段はスーパー並かそれよりも安い、という価格訴求が重視されていたのですが、これもすぐにコンビニチェーン同士横並び一線になってしまい、消費者に独自性をアピールすることができなくなってしまいます。
そこで、今度はPB商品に「価格は少し高いが高品質な商品」という逆振れ現象が起きてきています。
安価なPB商品もあるけれど、高付加価値のPB商品も売り出す、「二極分化」が起きているのです。
その主戦場はビールなどの酒類、ロールケーキなどのスイーツ、パスタなどの弁当、カレーなどレトルト商品・・・と、次々に広がってきています。
こうした激しい争いの中で、ひとつのヒット商品が生まれました。
それが、セブン-イレブンの発売した「金の食パン」という商品です。
セブンイレブンの「金の食パン」はいんちきプレミアム商品です!
ここで、セブンイレブンの「金の食パン」の売れ行きについての記事を紹介します。
「食パンの概念を変えた」、「流通の常識を変えた」。その猛烈な売れ行きで製パン、流通業界を驚かせているのが、セブン&アイホールディングス(HD)が4月に発売した「セブンゴールド 金の食パン」だ。一斤250円と同100円強の製パン大手の普及品に比べて約2倍の価格ながら、セブン&アイの店舗ではそれらをはるかに上回る販売量を誇る。
従来の常識を変えた「金の食パン」 セブン「これほど売れるとは…」 (1/5ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)
この「金の食パン」、記事にもあるように1斤では250円。そしてセブンイレブンでは2枚入り125円の商品が飛ぶように売れました。
セブンイレブンの店頭では、この金の食パンがずらりと棚に並び、こだわりの材料を使っているというポップが堂々と飾られていました。
「これだけ贅沢な材料を使っているのにこの価格はお値打ち!」
ということのようです。
プレス資料では、
北海道の甜菜糖、赤穂の天塩、カナダ産のハチミツを使用
とあります。
「金の食パン」を食べて、「ああ、だからこんなに美味しいんだ!」と思った人、ハッキリ言います。
あなたはセブンイレブンに騙されている!
そして、セブン-イレブンの戦略に乗って「金の食パン」を買おうとしている人、ハッキリ言います。
「金の食パン」を買う人は情弱です!
いえ、自分も、たまたまセブンイレブンに立ち寄った時に、話題になっている「金の食パン」を、どんなもんだろうと思って手にとってみたのです。
そして、何気なく原材料表示を見て、驚愕しました。
これが、セブンイレブンで販売されている「金の食パン」の原材料表示です。

なんと驚くことに、プレミアム食パンをうたっておきながら
バターじゃなくマーガリンを使っている!
本来なら、この値段であれば発酵バターぐらいは使っていてしかるべきなのに、「金の食パン」は
バター不使用
なのです。
自分はマーガリンが有毒という一部の言説は支持しませんし、普通にコンビニで売っている食パンにマーガリンを使っていてもそれは別に構わないとは思いますが、
マーガリンはバターが高くて使えない時の代用品でしかない
と思っています。
これでは、見かけは立派だけど基礎工事は手抜きだった某ホテルのビルと同じじゃないですか!
セブンイレブンの戦略はすぐに分かります。消費者は「金の」というコピーや、「こだわり素材使用」のポップにはひかれるけれど、原材料表示などは見もしない、と、高をくくってるのです。
それにまんまと騙された人は、申し訳ないけれど、やっぱり情弱と言わざるを得ません。
そして、金の食パンは、発酵バターの風味を出すために、マーガリン+「発酵風味料」なるわけのわからない添加物を加えて、味をごまかしているのです。
これではっきりしました。
セブンイレブンの売っている「金の食パン」は、実は「金メッキ」、いや、それ以下の「金色塗装」の食パンでしかない。
値段だけはプレミアムですが、中身は最低のまがいもの。いんちきプレミアムと断言できます。
本当にプレミアムな食パンを食べたければローソン「ウチカフェブレッド」を買うべき!
この「金の食パン」の大ヒットを受けて、山崎パンなどの大手パンメーカーも、コンビニチェーンも、こぞってプレミアムな食パンを開発、販売してきています。
その中で、かなり遅れて登場してきたのがローソン。
ようやく11月8日に、プレミアム食パン「ウチカフェブレッド」を発売します。

この「ウチカフェブレッド」、2枚入りで価格は金の食パンより高い140円。
今頃参入してきて、しかも価格が高いって、どうなのよ?
最初はそう思いました。
でも、こちらの「ウチカフェブレッド」、材料としては小麦粉に北海道の「春よ恋」を使用。そして、
「ウチカフェブレッド」では乳化剤とイーストフードを使用していません。小麦・甜菜糖の自然な甘みと、練り込んであるバター・純生クリームのコクが引き立つ味わいです。
プレミアム食パン「ウチカフェブレッド」発売 | ニュースリリース | 会社情報 | ローソン
と、プレミアム食パンにふさわしい、本物の材料を使っていることがはっきりしているのです。
特に小麦粉「春よ恋」は、パンやお菓子作りをしている人なら知らない人はいないほど有名なクオリティの高い小麦粉。そして、バターと純生クリーム使用を明言。さらに添加物は極力少なくしている。
このプレスリリースでは「マーガリン不使用」とは書いてないので、バターとマーガリンの併用の可能性もあるけれど、それでもバター不使用の「金の食パン」に比べればだいぶマシ。
さすが、満を持して発売する、最後発商品。よくできています。
100均に行けば1斤100円で買うこともできる食パン、それを、1スライス何十円もするプレミアム食パンを買うのであれば、混ぜ物だらけのいんちきプレミアムではなく、「本物の」プレミアムを買うべきです。
本当に美味しい食パンを食べたい人、グルメを気取りたい人、「金の食パン」は実はあんまり美味しいと思えなかった人・・・
みんな、11月8日はローソンに走れ!
2013年11月08日
コメント
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1■バターでした。
私が購入している「金の食パン」はちゃんとバターと書いてあります。マイ会確認して購入しています。